私達家族7人は、2002年まで2年半程ニューヨークに暮らしておりました。
湿度が低く寒さも暑さも極端で、日本の気候とは随分違う上、水も食べる物もガラリと変わった生活でした。
まず、妻の顔に変化が現れました。頬が皮がむけたようにボロボロした状態になり、何をつけても良くならず、化粧ノリも悪く、しばらく試行錯誤が続きました。私はと言えば、今までフケを気にした事などなかったのに、目立って肩に落ちたりする事があり、環境の変化を実感しました。
食事に関しても、皆さんご想像の通り、肉食中心。サンドイッチ1つでもとにかく大きい!!ファーストフードも手軽で、よく利用しました。フライドポテト、コーラも本場で食べるとなかなか美味しい!スナック菓子にマヨネーズ…。半年で家族全員太ってしまいました。
その頃からでしょうか、フケが目立たなくなってきたのと同時に頭皮のかゆみを感じるようになってきました。頭をかくと、今度はベタッとしたフケが爪に入ります。それまではシャンプーしない日もありましたが、気になるので必ず毎日洗うようにしました。頭皮も何だかギトギト。いわゆるアブラ性の状態です。「このままではいけない!」とポテトやコーラをLサイズからSサイズにしてみたり、なるべく家で食事したりと少しずつ習慣を元に戻すようにしてみました。すると髪のベタつきも減り、必ずしも毎日シャンプーしなくてもすむようになりました。
妻の肌の状態もやがて元にもどりました。おそらく身体がニューヨークに慣れてきたのでしょう。我が家だけでなく、現地で知り合った日本人駐在員の奥様達も渡米当初は肌荒れや髪質の変化に大変困ったという声をよく聞きました。多くの方は次第に落ち着かれたようです。環境に合わせて肌がたくましくなったのでしょうか。
食生活が身体に与える影響の大きさを体感したと同時に、人間の身体に備わった、『その時の状態に合わせて順応しようとする、素晴らしい力と機能』を見せつけられました。高価な化粧品を塗りたくって、表面的によくしようとするよりも、からだを作るモトとなる食生活を見直し、お肌や髪が本来のよい状態になろうとする力を生かす事が大切なのですね。
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